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セカンドライフ
富裕層の失敗

FIRE後の生活

FIREには向き不向きがある

FIREは資産家向けの早期リタイア方法と言われる。確かに、お金があると早期リタイアも容易だろう。

僕の知り合いに、「FIREを続けている人」と「FIREを始めたけど結局仕事に戻った人」の両方がいる。FIREを続けている人と話すと「大変そうだな…」と思うし、仕事を再開した人の話を聞くと「向いてない人のほうが多いのかも」と思う。

どうしてセミリタイアは時に苦しいのか?

セミリタイアで失敗する理由はいくつかある。FIREが成り立たなくなるという失敗もあるけど、富裕層に関してはそうなる可能性は低い。

じゃあ何が問題になるかというと、自由時間があまりにも多すぎることだ。ヒマを持て余していろいろ手を出しても、いつだって時間があるのでのめり込むこともできず、すぐに飽きてしまう。

僕が知る限り、やろうと思えばいつでもセミリタイアできそうな人たちもいて、程度はあるがほとんど全員が仕事をしている。

わざわざ仕事をする理由はさまざまだ。張り合いがない、暇すぎる、自分がバカになっていく気がして怖い、人と話さないと狂ってしまうなど。子どもに出勤する姿を見せるためという人もいた。

自分の裁量で何もかも決められる自由もいいが、制限された中で自由を謳歌しているときほど気楽ではないんだなあと思った。

早期リタイア後の生活に耐えられるか?を考える

FIREする前の彼はそこまで倹約家という感じではなかったものの、FIREをしてからは目に見えて分かるほど倹約家になった。ケチになったというわけじゃなくて、節約するための行動が尋常じゃないほどアグレッシブになり、節約のためと言って海外に移り住んでしまった。物価が安いエリアに済むことで生活費を圧縮しているという。

FIREは投資で実現しているので、毎回安定的な収入が得られるとは限らないから、できる限り生活費を圧縮する必要があるそうだ。

また、彼は時間ができたからとデイトレードにも手を出していて、資産運用そのものにのめり込んでいる。その割に「ストレスでたまに吐く」と言ってたけど……これはFIREをしたからじゃなくてデイトレードのせいだ。

もし少ない資産でFIREをするのであれば、お金から解放されてもお金のことを考え続けられる人じゃないと破綻するだろう。使いきれないほどお金を持っていたとしても、自分で自分のやりたいことを決められなければヒマに耐えられずに苦痛を覚えかねない。

仕事は、自分が思っている以上に生きがいを与えてくれている。自分のためだけを考えて生きることで満足できるなら苦労はない。それなりに打ち込める何かがなければヒマすぎて耐えられなくなるかもしれないし、自由な時間で誰かに会いに行けるとしても、相手と話が合わないのは辛いことだ。

セミリタイアをする前に、自分にセミリタイア生活は向いているのか、たっぷり残された自由時間を何に使うのか、しっかり考える必要はあるかもしれない。