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  3. 詐欺のターゲットにされやすい
手を差し出す詐欺師
富裕層の失敗

詐欺のターゲットにされやすい

お金を持っていると詐欺師が寄ってくる

金を持っていると、詐欺でしかなさそうな話が頻繁に飛び込んでくる。詐欺を退けるのは、お金を稼ぐ力じゃなくて、お金を守る力だ。お金を維持する能力がなければ、詐欺には簡単にひっかかるし、詐欺じゃないがかなり不利な投資話に乗ってしまうこともある。

まとまったお金があることを口外するのは、自分からカモになりに行くようなもんなので、沈黙するのが正解だ。

まあ、預け入れている銀行には筒抜けなので、まとまった退職金をもらったサラリーマンが銀行に呼び出されてキャンペーン商品を買って大損するという話もザラにあるけど…これは別に詐欺じゃないからなあ。

先輩が善意でマルチに嵌めようとしてきた話

僕自身の話になるが、知人からマルチに嵌められそうになったことがある。久しぶりに先輩からLINEで連絡が来て、カフェで話をすることになった。まあ(ほんとうは勉強をしなきゃいけなかったんだが)ヒマだったので、会うことにした。

最初は普通に世間話からスタートした。しかし、割と食い気味に「ビジネスに興味があって…」という話をしだして、AIを使った儲かるシステムがあると勧誘された。100万払ってシステムを買って、ねずみ講で増えていくという典型的なマルチ商法だ。その時は断ったけど、身近な人が簡単に詐欺に引っかかっているのを見るのはなかなかショックだった。

ちなみに別の同級生も誘われたそうだが、そいつは50万円でと言われたそうだ。僕にだけしれっと上乗せしてたので怒るべきか笑うべきか悩む。

その後でスマホを水没させてしまい、連絡先がほぼ失われてしまったが、もし昔のアカウントを見られる状態だったらもっといろいろなお誘いがあったのかもしれない。

他人の言いなりにならないことが大事

「法律は無知な人間を救うようにはできていない」は資産家の合言葉のようなもので、資産家であり続けるためには金融リテラシーが絶対に必要だ。ここでいう金融lリテラシーは、お金に関する細かい知識を知っていることじゃなく、自分の金の使い道を自分自身で決めるという心構えでしかない。

血のつながった親兄弟、妻や夫、恩師、昔馴染み、金融の専門家、どれほど信用に値する人物に言われようとも、他人の言いなりになって金を動かさないことだ。動かすにしても、必ず契約書を交わして、契約内容を隅から隅まで読み込む。

これだけのことだけど、意外と難しい。お金を楽に増やせると聞くと、詐欺かもしれないと思っていても食指が動くし、方法には抗いがたい魅力がある。