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富裕層はあくどい?
富裕層への誤解

富裕層はあくどい?

日本では、お金儲けは悪というイメージが強いのではないだろうか。
富裕層に対するイメージとして、あくどいことをして現金をため込み、それをガッチリ握っているような誤解があるように見られる。
以下に一例を挙げていくが、これらは一般的な傾向であり、全ての富裕層に当てはまるわけではないので注意してほしい。

格差と嫉妬

富裕層は経済的な豊かさは、一部の人々にとっては不平等として感じられるのだろう。
そのため、富裕層は嫉妬や不満の対象となり、あくどいイメージを持たれることがある。

不正や不公平な手段の使用

法的や倫理的な枠組みを逸脱して富を得たり、利益を追求するために不正な手段を用いたりすることはないといえない。
このような行為が明るみに出ると、一部であっても富裕層全体に対してあくどいイメージが広まることがある。

消費の派手さや贅沢

富裕層の中には、インフルエンサーとして高級品の購入や贅沢なライフスタイルを見せつける人がいる。
このような派手な消費は、見た人によっては浪費として映るだろう。

社会的責任の欠

富裕層は経済力や影響力を持っていることが多いが、一部では寄付や社会貢献活動に積極的でないと見られることがある。
特に日本では大っぴらにこのような活動を公表することをよしとされない傾向にある。
そのため、富裕層に対して冷淡なイメージが生み出される要因になってしまうのだ。

以上、富裕層が持たれているネガティブな例をあげてみたが、すべての富裕層がこのようなイメージに当てはまるわけではない。
富裕層も個人や価値観が異なるため、一概にイメージを決めつけることは適切ではないだろう。

富裕層の大半は現金で富を持っているのではなく、株式や土地などの資産を持っている人たちだ。
また、富裕層の多くはお金を稼ぐと同時に、そのお金を使ってビジネスに投資している。こうして企業のオーナーになるのである。
もちろん、リスクも大きいが、これが世の中のためになると信じていて、多額の自己資金を投入するのだ。
そして、そのビジネスが世の中のためになれば、多くの人から支持され、お金として帰ってくるのである。

日本では格差が問題視されている。格差を是正することは大切だが、富裕層を叩いても「出る杭は打たれる」結果にしかならない。
日本の将来を考えて立派な行動をとっている富裕層がいなくなれば、日本はもっと悲惨な状況となってしまうだろう。
富裕層がどのようにして富裕層になったのか理解してほしいところである。